特定非営利活動法人IRCプロジェクトにおけるSDGs展開に向けた取り組み

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連総会で採択された、人と地球の未来のために2030年までに解決すべき17の目標です。
国際社会で普遍的に適用されるこれらの目標を達成するために企業への期待も高まっています。
NPO法人IRCプロジェクトでは日々の事業活動を通してSDGsを積極的に推進し、達成に向けて貢献していきます。

主な取り組み

NPO法人IRCプロジェクトでの目標


2030年の滝沢市

NPO法人IRCプロジェクトではこのイラストに描かれている2030年の滝沢市を理想とし、それを実現できるように4つのSDGsの目標に注目し活動しています。

取り組み事例

ロボット教室事業 いわて未来アカデミー (SDGs 4番,11番)

子どもの頃から専門的な技術を身に付けるロボット教室「いわて未来アカデミー」を開催しています。この教室では将来、地元で活躍し貢献する人財を育てます。難しい分野ではありますが子ども達のクリエイティブな考えを実現できるようにお手伝いしています。 ロボカップという大人から子どもまで参加できるロボット競技大会にもいわて未来アカデミーで参加しており、2020年度の東北ブロック大会ではいわて未来アカデミーの生徒が優勝、準優勝を修めました。

授業の様子

実際のものづくりの現場を知るために、地元企業様のご協力を得て工場見学を実施しています。地域全体を活かした教育を目指してNPO法人IRCプロジェクトは活動しています。教育が充実した環境をつくることも住み続けられる街づくりに繋がります。

工場見学の様子

ものづくりで岩手県の課題を解決する ~ファブテラスいわてを通じて~ (SDGs 8番,9番)

岩手県には様々な課題があります。その一例として農業が挙げられます。農業従事者の高齢化や減少で農作物の収穫量は減少し、使われなくなった農地はやがて荒れてゆき、農業存続の危機に陥る可能性もあります。
NPO法人IRCプロジェクトではファブテラスいわてを通じて、その様な課題を解決する人財やモノを生み出したいと考えています。それは、ファブテラスいわての目標であるアイデアの具体化や新たな価値の創造とともに、独創的な製品開発や起業にも結びつく、多様なものづくり風土を醸成するということにも繋がります。

ファブテラスいわて

2020年には新型コロナウイルスが世界で猛威をふるい危機的状況となっています。そのことから現在はマスク不足が深刻です。
NPO法人IRCプロジェクトではそのような状況下においてもファブテラスいわての設備を利用し、マスクを生成しています。
危機的状況下でも必要なものを作れる環境がある、これこそSDGsが目指している持続可能な開発目標だと言えるでしょう。

3Dプリンタで印刷したマスク

大学SDGsAction!Awards2020でグランプリを受賞

NPO法人IRCプロジェクトは2020年2月に開催された大学SDGsAction!Awards2020で上記の取り組みやアイデアを発表したところグランプリを受賞しました。この受賞を胸に更に活動を推進し、達成に向けて貢献していきます。

大学SDGsAction!Awards2020の様子